作品情報
■ジャンル RPG
■対応機種 スーパーファミコン(SFC)
■開発元 コピアシステム 発売元 アスミック
■発売日 1992年11月13日
■クリア時間 約25時間
■採点
シナリオ 6/10
キャラクタ 6/10
サウンド 6/10
システム 5/10
オリジナリティ 7/10
合計 30/50
完成された独自の世界観が見せる未完成のファンタジー
このゲームの特筆すべき点はなんといっても独自の世界観だろう。
主人公はふいに世界を滅ぼす古代兵器を目覚めさせてしまい、
自分の学校のある街を友人諸共消し去るところから始まる。
いきなりすぎる急転回から一気に物語に引き込まれていくであろう。
この世界には様々な種族があり、種族間や大陸間の争いなど全体的にダークでネガティブなシーンが多く、
子供よりも社会に出て色々な経験をしてきた大人こそ楽しむことができるファンタジーである。
サウンド関係は世間の評価も高く、たしかに良い曲はあるのだが
同じ曲が流れている場面が多すぎる印象をうけた。
グラフィックに関しては、全体的に拙くチープな作りになっている。
パッケージの絵はとても繊細で幻想的、キャラクタの挿絵も独特なデザインとなっており
評価できるのだがMAPのドットの作りが平面的でせっかくの幻想的な世界観を演出しきれていない。
ED後に次回作を匂わす演出や、未回収の伏線などからも
◆制作陣の描きたい物語
◆魅せたい映像
◆聞かせたい音楽
このようなものを十分に描くことができなかった当時の制作陣の歯がゆさを節々に感じることができる。
しかし、この様に描きたい構想を満足に作れないところがレトロゲームの魅力の一つであると
私は考えている。
本当はこんな世界なんだ!という思いをたった1枚の絵に込める。
その思いが十二分に伝わる素晴らしいパッケージである。
いつの日か昨今の進化した技術を引っ提げて本当のレナスの世界を見たいと思える
まさに『早すぎた名作』であるといえるであろう。
このゲームの特筆すべき点はなんといっても独自の世界観だろう。
主人公はふいに世界を滅ぼす古代兵器を目覚めさせてしまい、
自分の学校のある街を友人諸共消し去るところから始まる。
いきなりすぎる急転回から一気に物語に引き込まれていくであろう。
この世界には様々な種族があり、種族間や大陸間の争いなど全体的にダークでネガティブなシーンが多く、
子供よりも社会に出て色々な経験をしてきた大人こそ楽しむことができるファンタジーである。
サウンド関係は世間の評価も高く、たしかに良い曲はあるのだが
同じ曲が流れている場面が多すぎる印象をうけた。
グラフィックに関しては、全体的に拙くチープな作りになっている。
パッケージの絵はとても繊細で幻想的、キャラクタの挿絵も独特なデザインとなっており
評価できるのだがMAPのドットの作りが平面的でせっかくの幻想的な世界観を演出しきれていない。
ED後に次回作を匂わす演出や、未回収の伏線などからも
◆制作陣の描きたい物語
◆魅せたい映像
◆聞かせたい音楽
このようなものを十分に描くことができなかった当時の制作陣の歯がゆさを節々に感じることができる。
しかし、この様に描きたい構想を満足に作れないところがレトロゲームの魅力の一つであると
私は考えている。
本当はこんな世界なんだ!という思いをたった1枚の絵に込める。
その思いが十二分に伝わる素晴らしいパッケージである。
いつの日か昨今の進化した技術を引っ提げて本当のレナスの世界を見たいと思える
まさに『早すぎた名作』であるといえるであろう。